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『天職の見つけ方 親子で読む職業読本』

どなたでも読みやすい、キャリナビの入門書
まずはキャリナビ流、働く大人のホンネ取材を
読んでみませんか? 【08年 5月26日 第4刷!】
売れてます☆

“私は私”が実現できる仕事が一番いい。——養老孟司。それに巡りあえた19人。

野球選手や芸能人の経歴、仕事内容はよく知っているのに、身近な仕事についてはよく知らない。大企業は知っていても、地元の会社のことは知らない。そういえば父親がどんなふうに働いているのかも知らない。それで自分が納得できる仕事選びなんて本当にできるのだろうか……。
大工、看護師、公務員、教師、海女、テレビ局員等々、生き生きと働く19人に聞いた、就職のきっかけ、仕事の苦労、そして喜び——。

■ キャリナビ編集部
■ 新潮新書
■ 2004年8月20日発行
■ 価格 714円
■ 190ページ
■ ISBN:4-10-610080-0

まえがき 〜 キャリナビ代表 しぶやゆかり

ニューヨーク・ヤンキースに入団した松井秀喜選手がどんなふうにプロになったか、野球を職業にしたかについて、私たちは何となく知っています。甲子園でスターになり、長嶋監督がドラフトでクジを引き当てて・・・というのは有名な話です。有名な芸能人についても、どんな風にデビューしたかは何となく知っていたりします。

ところが不思議なことに私たちは、もっと身近な人や身近な職業については、全くといっていいほど知りません。身内が役場に勤めている、といってもそこで何をしているのか。何が楽しいのか。何が辛いのか。お父さんが会社の経理部にいるとして、それはやりがいがあるのか、ないのか、それすら知らないかもしれません。教師、国家公務員、漁船員、大工……。いずれも何となくどんな仕事かは知っているつもりですが、どんな人がどんなきっかけでその職業を選んだのか、そしてその仕事の喜びは何か、ということになると全く知らない方がほとんどではないでしょうか。

大学に進学すればその先の進路はかなり限定されてきます。高校では「進路相談」が行われていますが、それは往々にして「あなたの偏差値はこのくらいだからこの大学に行けます」というレベルの話が中心になります。「こういう仕事につきたいならこうしたら?」とか、「その仕事は、そういうイメージとはちょっと違うかもしれないよ」というアドバイスはあまり聞けません。

これは随分おかしなことです。職業というのは私たちが生きていくなかで、もっとも重要な要素の一つのはずです。ところが、就職にせよ、転職にせよ、ほとんどの人は「世の中のいろんな仕事」の実態も分からないまま、何となく決めてしまっているのです。自分がなれもしないプロ野球選手の就職過程については知っているのに、です。親は子どもの仕事について色々と心配をします。安定性、給料、将来性、等々。ところがここでも、「実際にどんな喜びをもたらしてくれる仕事なのか」を語る言葉を持っていないのです。

この本に出てくるのは、プロ野球選手や大スターではありません。どちらかといえば普通の職業の人たちです。私たち、「キャリナビ」はインターネット上で「この人がカッコいい!(お仕事人辞典)」というウェブサイトを作っていて、その取材過程でこの人たちと出会いました。

彼らは皆、今の仕事にやりがいを感じています。それぞれに仕事の苦労、そしてそれ以上の喜びを語っています。傍目には天職を得た人たちに思えます。かといって、その仕事を選ぶ際に、皆さんに「これこそ天職だ」という強い気持ちがあったわけではありません。お読みいただければわかりますが、意外と成り行きでそういうことになった人も多いのです。それこそ十三歳で決意したなんて人はほとんどいません。

でも今、彼らは自分の決断には満足しているようです。

子どもの将来を考える時、こうした自らの仕事に喜びを感じている人たちの言葉は参考になるはずです。  もちろん、自分の仕事について考える時にも。

普段はすれ違っても気にとめていない様々な仕事に、それぞれの喜びがあることが分かります。そのことで、世の中を見る目が少し優しくなって、楽しくなってくるのではないかとも思うのです。

推薦図書コメント
全国高等学校進路指導協議会会長 萩原信一氏より

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