大手の信頼性はあるが、3社間となるため取引先同意が必要

JA三井リース株式会社の概要

利用者評価

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既存顧客向けのファクタリングサービス

JA三井リース株式会社は2008年4月に、JA系統の協同リース株式会社と三井リース事業株式会社の共同持株会社として設立されました。
財閥系大手商社の三井系とJA系のタッグによって大幅にパワーアップしました。
名称のとおり、農協と強い繋がりがありますし、JA系になったのはここ10年の話で元々は三井リースとして1971年より運営してきた実績があります。

幅広い業種の顧客がいて、リース事業をメインにコンサル、投資、資産管理など幅広い事業を展開している大手です。
ファクタリングも事業の一環として行っていますが、新規顧客獲得に向けた積極的な広告活動はしていません。
主に付き合いのある既存顧客を中心に資金調達やキャッシュフローの健全化の相談を受けた場合にファクタリングを提案しています。
大企業系ファクタリングなので3社ファクタリングのみで、資金調達だけではなく新規取引先の信用調査や保全を目的にノンリコース契約のファクタリングを利用するケースもあります。

利用者主導の交渉が必要

3社間ファクタリングの同意は原則利用企業が直接交渉します。
JA三井リースの顧客はそれなりの会社規模を誇っていて、取引先にJA三井リースの名前を出すことで取引先からの信頼を得られるようです。

ファクタリングだけを専門にしている会社ではありませんし、JA三井リースの中ではファクタリング部門は小さい部署です。
それでも大手の中で金融･経理に関する知識の豊富なスペシャリストが多数在籍しているので、状況に応じて適切なアドバイスをしてくれます。
サポートや交渉代行などを強みにしたサービスではありませんが、大手ならではの品質を確保しています。

JA三井リースの総評

リースを利用する企業は、資金効率を良くしたり事業を拡大させようとするケースが多いでしょう。
投資や不用品処分などの業務も扱っていて、ファクタリングを扱ったのは顧客からの要望もあったのでしょう。
大手であり、3社間ファクタリング専門なので審査は厳しいです。

審査や申込では多様な書類提出を求められますが、すでにリースで審査を受けている企業なら多少は審査と手続きが簡略化されるようです。
もちろん、取引のない中でファクタリングのみ相談することも可能ですが、既存の付き合いがなければ利用するメリットは少ないです。
新規で検討している場合は、他の大手系ファクタリングや銀行系ファクタリングも併せて検討してください。
スペック的には大手の平均相場水準で、スタッフの品質も高いので悪い評価をする要素はありません。